ビジネスで交換した名刺はどうしてますか?
名刺のデジタル化と活用のポイント
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情報管理:名刺をデジタル化・整理することで、保管スペースの削減とセキュリティを強化。
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関係性維持:名刺管理を通じて顧客や取引先との関係を可視化し、ビジネスチャンスを逃さない。
- 業務効率の向上:名刺管理システムを導入することで、必要な情報を迅速に検索・アクセスでき、業務の効率化を実現。
- 顧客価値の向上:正確かつ迅速なフォローアップを行うことで、顧客満足度を高め、信頼関係を強化。
- 情報の一元管理:名刺管理を通じて、ビジネスに関連する情報を一元化し、業務の透明性を向上。
- 分析と改善:名刺データを活用することで、マーケティング戦略や営業活動の改善点を見出すことが可能。
ビジネスにおいて、名刺は重要なコミュニケーションツールですが、紙のままの管理だと保管スペースや名刺情報の検索などの課題があるのも事実です。またそのその管理が不十分であると顧客情報の漏洩やビジネス関係の喪失といった重大なリスクも否めません。これは大企業だけの問題ではなく中小企業でも名刺管理をしっかりと行うことは、スペースの削減や業務効率化、さらにはリスク軽減において非常に効果的です。以下に、名刺管理が企業にどのようなメリットをもたらすのかを解説します。
中小企業における名刺管理と活用の重要性
名刺情報の管理と活用はあなたのビジネスの「攻め」と「守り」を築くための第一歩
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Point 01
名刺の迅速なデジタル化
中小企業の経営者も、日々の企業活動やさまざまな商談、さらには経営者交流会などの場で多くの人々と名刺を交換します。しかし名刺交換は依然として紙ベースが大半であり、交換した名刺は名刺ホルダーなどで管理している状況ではないでしょうか。近年は名刺をデジタル化する動きが活発ですが、迅速・正確に名刺をデジタル化することが重要です。
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Point 02
名刺情報を顧客データベースで管理
名刺の情報をデジタル化するだけでは、その情報を十分に活かすことはできません。一方で紙やExcelなどで管理しても紛失や忘却、さらには情報漏洩などのリスクが伴います。近年はSanSan社の「Eight」など比較的手が出やすい価格で利用できる「デジタル名刺管理システム」もあり、名刺情報を顧客データベースとして管理することができるのです。
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Point 03
名刺情報を活用したマーケティング
交換した名刺情報は、自社にとって重要な情報資産です。単に情報を管理するだけでなく、メール配信ソフトと連携して、自社からの情報発信に活用しましょう。これにより経営者や社員一人一人がコンタクトした相手先と自社の関係性を密にすることができ、見込み顧客や新たなビジネスチャンスにつなげることも可能になるのです。
名刺活用にはデジタルツール選びが重要
名刺情報をデジタル化して顧客情報として一元管理し、自社のマーケティングや営業活動に活かすためには、「デジタル名刺管理システム」と「メール配信システム」の2つのデジタルツールを導入することが必要です。この2つのツールにはさまざまな機能があり、それぞれの用途や自社のビジネススタイルに応じて適したものを選ぶことが重要です。
システムの選定ポイント
■名刺管理システム
基本的な機能としては、名刺情報のスキャン・デジタル化、名刺情報の整理・検索、メール配信システムとの連携などがあります。また、最新の名刺管理システムでは、名刺のスキャン速度や精度、情報の自動入力、スマートフォンアプリとの連携機能が強化されているものもあります。
■メール配信システム
一般的なメール配信のみならず、迷惑メールに入りにくくなることも重要な機能です。またHTMLメールを簡単に作成できたり、開封率やメール本文に掲載されたURLのクリック率などの分析、さらには顧客の属性によりメール配信リストをカテゴリ分けや、顧客情報の変更や配信解除等のフォームを簡単に作成できることも重要なポイントとなります。
■セキュリティ対応の重要性
システム選定で重要なのがセキュリティ対応です。厳格なユーザーIDの管理やシステムを運用管理していくうえでの安全性も重要となるのです。
近年はクラウド環境の利用が盛んですが、この場合は利用するクラウドのサーバー環境(情報漏洩や不正利用の可能性の有無、災害対策の実施状況など)にも関心を払っておいたほうがいいでしょう。
■コストだけでなくサポートの充実も評価ポイント
導入するシステムのコストやサポートも重要なポイントとなります。ツールのライセンス費用や月額利用料、導入後のサポート費用など、トータルコストで比較することが求められます。自社が必要な機能に対して、各ツールの費用対効果を評価し、自社にとってのメリットを明確にしておくことが肝要なのです。
選定にあたっては、試用版や無料プランを提供しているツールも多くありますので、実際に試してみて自社の業務に適合するかどうかを判断することもお勧めです。
最後に、名刺から集めた取引先の情報は各企業にとって重要な資産となりますので、導入後も安心して利用できる環境が整っていることは大切なのです。
以上のポイントを押さえ、自社に最適なシステムを選定することで、名刺情報をデジタル化し、取引先と関係強化へと繋げていくことができるでしょう。
実践例:当社での名刺情報の活用例
当社(合同会社オフィスWATA)では、当社のメンバーがさまざまな経営者交流会などにに積極的に参加して、「当社の認知度アップ」「販路拡大」などに努めています。しかしながらせっかく集めた名刺情報を「名刺管理システム」にいれてデジタル化していたもののこれまで活用ができていない状況でした。
一方で当社は株式会社ラクスのビジネスパートナーとして、ラクスが提供するメール配信システム「配配メール」を取り扱っており、デジタル化した名刺情報をもとにメール配信し、取引先等との定期的にコミュニケーションをとる取り組みを開始し当社がこれまで交換した名刺は約3000枚。ここに現在は不定期ですが時候のご挨拶や当社サービスのお知らせなどを発信しています。これまで数回配信した結果、返信を一定数いただいたり実際に商談につながっているケースもあり思いのほか反響をいただいています。
今後はこれまでの活動を改善し、この名刺のデジタル管理+メール配信のしくみを活用して、取引先等のニーズを積極的に取り込んだ情報発信を心がけてまいります
無料相談のお知らせ
デジタル化した名刺情報を活用して自社のブランディングを強化する重要性はご理解いただけたでしょうか。しかしそれを実践に移すことは、中小企業にとってなかなか難しい問題ではないでしょうか。しかし、具体的にどのように進めるべきか、また、どのようなシステムや手法が効果的であるかについては不安を感じる方も多いのではないでしょうか。名刺情報は新たなビジネスチャンスをつかむための重要な情報源であり、単にデジタル化すればいいわけではなく適切に管理をしなければ、顧客情報の漏洩や関係性の喪失といったリスクに繋がってしまいます。そのため、名刺管理を通じたリスク軽減は企業にとっての大きな課題といえるでしょう。
当社もこの「名刺管理+メール配信のしくみ」を導入し、運用するなかで日々さまざまな問題に遭遇しそれを改善しつつ現在にいたるのです。
また市場に存在する名刺管理システム、メール配信システムは非常に数多く、それぞれに特有の機能がありコストやサポート体制も異なります。自社に合った最適なシステムを選ぶことは、名刺管理を活用するための第1歩です。また、当社の事例だけでなく名刺情報の活用例も数多くあり、実際に導入した企業がどのようにして活用に成功したのかという具体的な成功事例を参照することで、より具体的なイメージを持つことができます。
もし名刺情報の活用にご関心がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。我々の専門のコーディネーターが、貴社の課題に合わせた解決策をご提案し、導入から定着まで実際の業務に即したサポートをさせていただきます。貴社にとって最適な名刺情報の活用方法やシステムを見つけ出し、ビジネスチャンスを最大限に引き出すお手伝いをいたします。安心してご相談いただければと思います。